和服にヒジャブの何が悪い

「和服にヒジャブ」を批判する言説をみたが筋違いも甚だしい、という話。
山口 浩 2026.07.07
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ムスリムの女性が浴衣を着ているSNSの画像を見て「ヒジャブはおかしい」と指摘するポストが多くの批判を浴びているのを見た。

より正確にいうと、「着物にヒジャブ姿は夜鷹のスタイルだからやめた方がいい」という趣旨のもっとひどいもので、助言めかしてはいるがまぎれもないヘイトスピーチである。そもそも的外れでまじめに取りあうまでもない妄説だが、看過できないので手短にひとこと。

なぜ看過できないかというと、外国人が着物を着ることについて問題視するのはこの手の人々に限られないからだ。つまり、類似の批判がかねてからあり、残念ながらそれなりに影響力を持ってしまっているので、今回のことがそうしたよくない流れに力を与えてしまうおそれがあるように思われるからだ。

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続きは、6720文字あります。
  • (1) 文化盗用であるという主張
  • (2) 女性蔑視であるという主張
  • A. 頭巾は日本の伝統的な服装である
  • B. 着物文化は今も発展途上である
  • C. 着物産業は外国人の需要に期待している
  • 参考文献等

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